支源(造語です)という言葉は、支援される側、支援する側という立場的なものだけではなく、お互いがお互いを尊重し合い、支え合える関係。それを行える、人や場所、モノのこと言います。
事業所内では、支援員や利用者関係なく、同じ職場のスタッフの一人として働いています。
私たちが持っている障害や資質は、生きづらさや悪いイメージ、マイナスな面がクローズアップされがちです。でもそんな部分も、使い方や受け取り方によってプラスにすることも可能だと思っています。
利用者と支援員という関わりだけでなく、同じ職場で働くスタッフとしてお互い尊重し合い、
得意不得意、
できることできないこと、
障害特性など
様々な違いを受け入れて働いています。
関わってくださる企業様にも、仕事をいただくだけでなく、その仕事を取り組むことで社会との関り方を学んだり、仕事への責任感を育てる経験をしています。
また、受け入れてくださる地域社会の方々とのあいさつや地域のイベントへの参加など、「社会の中で生きている」ということを強く感じることができます。
事業所内の支援員から、ではなく、様々な人や場所、モノから支援をされています。同じように、私たちも誰かのために何かをする、「支える」ことをしています。
得意やできることを伸ばしています。不得意やできないことは練習したり学んだり許容範囲を少しでも広げられるように取り組んでいます。
Hitsujigumo・Sunでは流れ作業(分担作業)で、商品を作り上げています。イメージしやすいミシン以外にも、裁断や、アイロン、位置合わせ、印付けに金具付け。作業内容をかなり細分化しています。それはスタッフの特性をみて仕事をしているからです。丁寧な仕事ができるスタッフはサイズを測り、位置合わせやアイロンをかけます。また気づきが得意なスタッフは検品や最後の箱詰めなどを任せられています。
このように分担作業することで、その作業を苦手、難しいスタッフに対し、できるスタッフがその作業を行うことでスタッフ同士で支え合って、1つの商品を作り上げています。
それを繰り返すことで、自信や責任を持ったり。
その先にある自分の特性を理解し、しっかり働くことができる。に繋がると信じて、Hitsujigumo・Sunは日々前進しています。